猫背を直したい

恥ずかしい

大川隆法ドームライブ2017に行った2 ~ドーム入場編~

ドームライブに備え、幸福の科学の信者だと勘違いされないかビクビクしながら事前に有給を取った私は、かつて信濃町駅で学会員と勘違いされないかビクビクしながら電車を降りたときのように、東京ドーム最寄りの水道橋駅でビクビクビクビクと降車した。

一緒にホームを降りた乗客、特になんだか小綺麗な格好をしている年配の面々は、私の偏見のせいでいずれもキチ◯イに見えた。

 

改札前は普段からなのかドームライブがあるからなのか、主に待ち合わせする人々でごった返していたが、なんとなく東京ドームに続く歩道橋への流れができていたので私もそれに乗る。

 

歩道橋を歩いていると隣を歩くマダムの集団が私に届いたのと同じ案内図を見ながら入場口の場所について話し合っており、これも私の偏見のせいでいずれもキチ◯イに見えた。周りから見たら私の方がキチ◯イだろう。いや、実際、「信者でもないのにリューホードームライブに行く」というのは常識的に考えてキ◯ガイである。
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歩道橋には数人、報道班と書かれた腕章をつけた人が立って、何やら電話でやりとりをしていた。西原理恵子に激似のあの女優が出演するのもあって、つめかけているのだろうか?それとも幸福の科学の報道班なのだろうか?

 

 

 

東京ドームには野球観戦等で数回来たことがあるぐらいだが、その時よりもこの日の平均年齢はグッと高く感じた。

案内図を見てみると後楽園ホールビルというところに「親子モニター会場」というものが設けられているようで、子供がいる若い信者はきっとそちらで視聴しているのだろう。しかし全世界で同時中継しているはずなのに、わざわざここまできてモニターするのにはどういった意味があるのだろうか?やはりリューホーと近い方がより何かを受信できたりするのだろうか?信者心は特に熱心に何かに信心していない私には到底分かりそうもない。  
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もっと横断幕やのぼりや物販が立ち並んでいるのかと思いきや、そこにいる人々以外は意外と通常運転の東京ドーム。

なんだか物足りなさを感じつつもドーム入り口に向かうと…

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ババーーーーン!と宗教の香りムンムンのエントランスが!

この時の私の気持ちは、ディズニーやUSJのエントランスに到達したときの気持ちと等しかった。

ウキウキ!ワクワク!で心のなかがいっぱいである。この先何が待ち受けていて何を見せてくれるのだろう?UFO?金星人?鬼?

少なくともこれだけたくさんの人々が集めてドームを埋めるほどのカリスマ性を持つリューホー氏、ビジネスでも詐欺でもなんでも普通にスゴい。

 

 

~~~

私がもらったチケットはスタンド席で、ドームの四階らしい。

チケットをもぎられ、"世界に名を轟かせ今や政治にも影響を与えるリューホー氏の安全のため"、入り口にて鞄の中身チェックと金属探知機を用いたボディチェックをされた。チケットもぎりやカバンチェックの人々のどこからどこまでが信者なのか疑心暗鬼になる私。ここでは駅とは反対に、信者でないことを見透かされてヤバい小部屋に連れていかれないかドキドキしてしまった。

 

 

 ~~~

人畜無害な私はチェックを無事にパスし、ドームに入場する。入り口では一人一袋、リューホードームライブと書かれたビニール袋が配布された。
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ファンとして、この袋は永久保存するしかない。

中身は奉納袋と本日の案内パンフとライブで使うパキッと折ったら光るライト(青色)、あとチラシ各種である。

 

パンフは高級感に溢れたデザインで、思わず半永久保存してしまいたくなるような内容だ。
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次第が書いてある。
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エルカンターレ殿
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グループ各社
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チラシには病気が治ることもあると書いてある。
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前にポストに投函されていた幸福の科学のチラシ(うっかり捨てた)にも「以前開催されたドームライブに参加したら尿路結石が治った」と発言しているジジイが掲載されていた。私もド近眼と逆剥けとデブとイボとタコと髪の毛のキューティクルの無さが治ったら入信を考えよう…と心に決める。

 

ケミカルライトの使い方と使うタイミングもご丁寧に説明書きがついていた。
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あとは会場内の案内図である。そこかしこに入信ブースが設けられている。この日、入信した人は何人ぐらいいたのだろうか?
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~~~

ドーム内を歩く人はみんなまぁまぁきれいめな格好をしている。

水色に近い藍色のベストを着用した、おそらく幸福の科学学園の学生もたくさんおり、みんな穢れの無い笑顔でおしゃべりしていた。バスとかでやってきたのだろうか?観客席には広く学生ゾーンが確保されていた。

 

何故か年齢性別関係なく十人に一人ぐらいが、首から500円玉ぐらいのサイズの金ぴかなメダルを金ぴかなチェーンでへその上のあたりに釣り下げていたのが、少し不気味であった。

 

 

 

~~~

幸福実現党幸福の科学学園や物販のブースを一通り見て回ってあまりの混雑具合に大変疲れたので観客席に座って待つことにする。お土産コーナーがあればペンとか買ったのだが、残念ながら本ぐらいしか売っていなかった。

 

 

観客席に入ると一面の信者、一面の信者、一面の信者、、、
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向こうの方にはギリシャなのかローマなのかなんなのかよく分からない構造物が正面のステージらしき場所に飾り付けられている。
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開演の18時30分まで暇なので先ほど本屋で入手したアザゼルさん(ギャグ漫画です)の最新刊を読もうとしたが、初っぱなから幸福の科学をパロった新興宗教の話で、周囲の信者にそれに気づかれ◯されたらたまらないため読むのをやめた。
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幸福の科学のマークはRに◯である。


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↑リューホー氏!!

 

 

 

私が着席した周りにはアベツク、親子、老夫婦、オッサン、若者…あらゆるジャンルの人間がいた。

こんなにもたくさんの色々な人々を惹き付けるリューホーとは一体…。更に私の胸は高鳴る。

ちなみに、私のテンションはこの時が最高潮だった。

 

つづく

大川隆法ドームライブ2017に行った ~チケット入手編~

皆様ご存知「幸福の科学」という、信者非信者を問わずネットで大人気の宗教が、8月2日にドームライブを執り行うという情報を知った瞬間、私の脳内にはあの翼が生えたリューホーが浮かんだ。
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そして私は「アノ彼を生で見ることができるのならば是非とも参加したい(できればタダで。3000円までなら出す)」という高い志を持ち、公式から参加方法についてのアナウンスがあるのをアスファルトに咲く雑草のように忍耐強く待った。

 

 

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数ヵ月後、遂に公式サイトにドームライブについての案内が掲載される。

信者ではない人間ならばウェブから気軽に申し込めるようで、メールアドレスを入力すればとりあえず詳細が届くそうなので早速ウキウキと申し込む私=鴨。

 

しかし届いたメールには「奉納金目安…5000円」という文言が光輝いており、守銭奴かつやっぱり正直一銭も払いたくない私は悩み始めた。
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悩みすぎて、公式の問い合わせフォームにて「明日生きるのも大変なレベルの貧乏人」のふりをし、「5000円に満たなくてもつまみ出されないか」とか「封筒の中身は確認されるのか」などと質問してみたが、ひとつめの質問に対しては「努力してください」との回答があり、ふたつめの質問は無視された。

5,000円すらむしりとれなさそうな貧乏人は一切相手にしない、それが宗教ビジネスである。現実をまざまざと見せつけられ、設定を「将来稼ぎそうな苦学生」にしなかったことをただひたすら悔やんだ。

まぁ、メールには奉納袋を奉納箱に入れてくれとあるし、空封筒を箱に入れてもバレないかつスゴい人数が押し掛けるドームでいちいち確認なんてされないだろう、なんてたかをくくった私はフリーライダーとして当日に臨むことにした。

 

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それから数週間経ったある日、ポストに謎の封筒(切手無し)が投函される。

なんとそこにはドームライブのタダチケットと、ご丁寧にも会場案内(と、これを置いていった人の名刺と手紙と非信者向け広報誌)が同封されているではないか!
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実は私は「どうせそのうちすぐ引っ越すし…」と慢心して、以前、幸福の科学の映画のチケット欲しさに幸福の科学の広報誌の懸賞に申し込み、そこの一言欄に「ドームライブが気になる」という旨のことを記入してしまったのであった。実に愚かである。

 

(ちなみに映画のチケットは当たり前のように当選したので心優しい非信者かつリューホーファンの友人と見に行きました。


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リューホー氏の長男の演技が素晴らしく、色々たまらなくなって涙を流してしまいました。)

 

 

私が普段勤めている会社はブラックなので朝早く出社し帰宅も遅く、土日も用事等でほぼ在宅していないがためにたまたま出くわしてはいないが、たまに幸福の科学の500円ぐらいする雑誌が投函されていたりするので、どうやら宗教おばさんが時折うちに訪問しているようだ。帰宅が遅い毎日で良かった。

 

 

 

と、いうわけでそのチケットと案内には「5,000円用意しろ」とはどこにも書いていなかった上に、前回のドームライブを綴ったどなたかのブログ記事で「まわりの信者がみんな泣いていた」というレポを見かけたので是非それを見てみたいと、おそらく信者チケットのこちらを用いてドームライブに参じることにした。

 

ところで会場マップの「菩薩」と「大黒天・映画」、改めて見てみても完全に意味不明である。
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~チケット入手編・完~

 

 

ガルパン全然知らないのに大洗に行った4


自衛隊の船がいるイベント広場を後にし、次は大洗の有名観光スポットの一つである大洗磯前神社に向かうことにした。

折角なので、おたくがたくさん集うストリートである聖地商店街を神社方面へ歩いていく。ストリートには様々な年齢層と服装のおたくが歩いており、おたくの宝石箱であった。

途中、疲れたのでジンジャーエール(辛口)を店の前のベンチにどっかり座って飲んでいたら、いきなり目の前に停車した自転車乗りのおたくに、唐突に「後ろの看板いいすか!?」と言われ「えっ!?!?」と驚いて振り替えってみると、そこには誰かのサインが入った二次元美少女の等身大ポップが鎮座していた。おたく、邪魔をしてすまない。

他にも電車男に出てきそうな口調で喋るネイティブのおたくや、今日はまだ宿をとっていないので素泊まりを頑張って探したいと声変わりしてなさそうな声で興奮しているハゲた60歳ぐらいのおたくや、店主にドヤ顔で大洗訪問歴と大洗のよさを語るいきりおたく等々、本当にポケモン以上の多様性をもつおたくと出会えた。

 

神社方面へは私以外にもポツポツと何組かのおたくが歩いており、たまに向こうからも行き交うおたくもいたりして、車や自転車が無かった時代の街道はこんな感じだったのではないかと私は思いを馳せた。

聖地ストリートの出口に差し掛かると目の前にデデンと大きな鳥居が見えてくる。私はウキウキし、後ろを歩いていたおたくも興奮していた。
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 ここからもう少し歩いて神社のメインゲートに向かう。

 

窓の前なのにみんなが立ちションしたくなるような不思議な魔力を持っているらしい壁。
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感情失禁でも無いのに泣けてくる一句。トホホホト。。
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先生の次の作品に期待したい。
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ホテルの前をいくつか通りすぎて、神社前に到着。
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立派な神社なので、境内はオタクだけでなく一般の観光客もたくさん参拝していた。

 

 

何故か塀に並べられたえべっさん等。
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有名な海の鳥居。
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ロンリネスオタクが頑張って岩場から鳥居の写真を撮っていた。

 

 

 

神社から向こうは聖地がないのかおたくらしき人々はいなかった。

私は予定通り、ビーチを横目に那珂湊方面へと向かう。水族館もあるが、今回はスルー。
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大洗と那珂湊を繋ぐ橋。
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橋を渡りきった、那珂湊の入り口。

ここにもガルパン美少女のパネルが設置してあったが、おたくは一人も観測できず。
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今日はたくさんのチェリーを見かけた。
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神社の前の素晴らしい建築。
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そんなこんなで那珂湊駅着。ガルパンフィーバーはここまで来ていない。
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高架ではない単線の鉄道で水戸方面へと帰る。
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今回ほぼ何の下調べもせずに大洗に訪問したが、思いの外とてもおいしいものの食べ飲み歩きができたので、ガルパン好きじゃなくても結構楽しめた。古い町並み好きとしては大洗は少し物足りないけれども、おたくオタクなので様々なおたくを観察でき、少し交流できたのも最高だった。この日はイベントをしていたので、おそらく普段の土日よりもおたくが町に溢れていたのだろう。おたくオタクとして、とても運が良かった。

 

大洗はおたくという存在がなかったらきっともっと寂れた雰囲気のままであったと思うので、経済を回す、という点でおたくは大洗に大いに貢献している。テレビアニメが終わってから結構経つのに、こんなにも聖地におたくが訪れ続けるという作品も珍しい(映画効果もあるかもしれないが)。

おたくの、少し気持ち悪くて時折叫ぶ臭い人が多いという点は少々いただけないが、基本悪さはせず声帯以外は大人しい。

二次元美少女アニメの流行は大抵数年しかもたない。とりあえずテレビアニメも映画も終わったので、これから先もどうやっておたく達に大洗に訪問し続けてもらうか?というのが今後の大洗の課題なのだろう。

 

ガルパン全然知らないけど、今度は冬にあんこう鍋を食べに行きたいと思った。

 

 

 

 

おまけ

勝田駅近くのスナック
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ガルパン全然知らないのに大洗に行った3

めんたいにぎり一個でお腹一杯になった私は、栄えている市街地を探すため、とりあえずあてがないので役場に向かった。

役場の脇には、オタク達がよく写真をアップしている喫茶店があった。
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昭和なビルのデザインが素晴らしい。ここはアニメに出てきた喫茶店なのだろうか?オタク達が写真を撮っていた。

 

このあたりから、街にオタクが増えてきて、フレームからおたくを外すことが不可能になり、あらゆる写真におたくが写り込むようになる。

ほぼ全員ガルパンの袋を持っていたので、まずはグッズ調達するのが大洗巡礼のしきたりなのだろう。私は逆流していたからほぼおたくに出会わなかったわけだ。とりあえずおたくがたくさんうろうろしている道を私もうろうろする。

ここが大洗の聖地巡礼メインストリートであり、商店街のようだった。
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昼はこの右の店で焼き鳥を食べた。おじさんは優しいし焼きたての焼き鳥と揚げたてのコロッケ&唐揚げは美味しかった。
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大洗には結構昭和な商店が残っていて、どれも「生きて」いた。

同じ規模の町ではシャッター街になっていたり店頭でじいさんがボーッと道を見ながら座っていたりすることが多いが、このまちの商店には活気があった。これも皆、ガルパンとオタクのお陰だ。
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外国人の店主が頑張って書いた日本語の看板がある店は信頼できる。
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歩いていてなんとなく気になったので「みつだんご」というのも食べた。

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注文するとおばばがでかい炊飯器みたいな鍋からだんごを取り出し蜜ときな粉を振りかけてくれる。なんと60円、安い。美味しい。

ここもアニメに出てきたのだろうか。店内には美少女グッズがちりばめられていた。

 

 

 

さて、「大洗」でツイッター検索してみると、ほぼ廃墟と化しているアウトレットもあるという情報と自衛隊の船が来ているという情報を聞き付けたので、アウトレットや港がある方向に歩いてみることにした。

 

マンホール。
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ところどころにおたく。
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オタク達は、MOTHER2というゲームに出てくるゾンビホイホイに向かうゾンビのごとく、ぞろぞろと同じ方向に向かっているようだった。

きっとそちらに自衛隊の船があるのだろうと、私もおたくのビッグウェーブに乗る。

ここのところ、旧日本軍の軍艦を二次元美少女化したブラウザゲームの「艦これ」もキモオタクの間で大流行しているので、同じ軍隊色アニメのガルパンと二足のわらじを履いており戦う船に興味を持つおたくも多いのだろう。ちなみに私も艦これはちょっとやってみたが、ある程度条件を満たした後は祈ることしかできない運ゲーに嫌になったので飽きてやめた。

 

 

海の方に向かうにつれてオタク達の数は増幅していった。

増幅したおたくの流れに乗っていると目的地の一つであるほぼ廃墟のアウトレットに到着した。オタク達はこの中を分岐しつつも同じ方向にぞろぞろと歩いていく。
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生きている店舗は片手で数えられるほどで、雑草はちょっとボーボーだった。

建物は綺麗だが、アウトレットでこの規模はちょっと小さいので、近隣のもっとでかいところに客を取られてしまうのだろう。

 

 

 

そして、ぞろぞろぞろとオタク達が向かった先に…なんと、私が好きな産直市の看板が見えた!私の趣味のひとつに産直市見物がある。旅先で野菜を買うことはちょっと難しいが、見ているだけでもワクワクしてくるのが産直市の魔力だ。

うほほーい!とワクワクウキウキその市に飛び込むと、なんと、おたく、おたく、おたく…いちめんのおたく…
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飛び込んで分かったが、ここは産直市でなくガルパングッズマーケットであった。

写真の左上の看板に書いてあるような野菜の店はひとつもない。すべての店を覗いたがすべてガルパングッズだった。いや、産直という意味ではガルパングッズが売られていても間違いはないのか?複雑な気持ちである。

とりあえず私以外みんな幸せそうなので良しとする。

 

 

ガルパン産直市を出て、狭い歩道をちょっと臭うおたくペアの後ろでしばらく歩くと自衛隊の船がついている港についた。
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ステージでは男性がガルパントークをしており、時折おたく達ののぶとい笑い声がどっと上がる。私はガルパンとそれに関連する大洗の知識がないので笑えないが、楽しそうで何よりである。知識は人生をより楽しく彩るものだ。

 

~次に続く~

ガルパン全然知らないのに大洗に行った2

くそけちな私は特急を使わず、気絶しそうな時間を常磐線に揺られやっとのことで水戸駅に辿り着いた。

到着した下り常磐線ホームからは、大洗行きの電車が待つホームにいかにもオタクな方々が歩き回っているのが見える。電車はガルパンのキャラクターの美少女がちりばめられたラッピング電車だ。

 

ちなみに私のガルパンの知識は、戦車で戦うことと主人公が「にしずみどの」と呼ばれていることを知っているだけであるが、どの子が「にしずみどの」なのか分からないレベルだ。それと、二次元の美少女については多少教養があり普段からアニメーションの作画にうるさいキモ・オタクなので、イラストの画風については同じアニメなのか否かぐらいなら見分けることができる。あと鉄道の知識に関しては「電車」と「気動車」の区別は出来るが、とりあえず全部「電車」と呼んでしまうレベルなので、結構ブルブルいっていた気がする私が乗った車両がもしかすると電車でないのならばキモ鉄オタクをイラつかせてしまうかもしれない。

 

私はオタクの知識はほとんど無いが、見た目は図体がでかく猫背気味でシマシマシャツと寸足らずズボンを履き瓶ゾコ眼鏡をかけたキモオタクだ。というわけで、ホームに降り立った瞬間から、見た目だけは大洗行きの電車の周りを闊歩するキモオタクの面々の仲間となる。
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水戸から大洗までの鹿島臨港線は、何故か田んぼの真ん中を走っているのにも関わらず延々と高架だった。

田んぼなんて土地の買収も簡単そうだし踏みきりがあったところで交通渋滞も巻き起こさなそうなのに、何故あえて建設費がかかる高架…と思い後で鉄オタクに訪ねてみたところ、ここは国鉄が作ろうとしたか作りかけたかの路線の第三セクターであるのと、道交法の兼ね合いで新たに踏みきりを作れなかったとからしい。へー。

 

終点の大洗駅につくと、オタク達がドドドドと電車を降りていく。有人改札はコミック・マーケットの人気サークル張りの行列だったので、待つのが嫌いな私はとりあえず、これまた混んだ男子便所を横目に一人も先客がいない女子便所にこもりうんちした。

事を成して便所から出ると、先程まで湿度を何十パーセントも上げていたキモオタクの大群が消え失せている。構内の案内所にも駅前にも一人もいない。待合所にはくたびれたジジババが何人か座っているだけであった。ただ私のトイレが長かっただけなのかもしれないが、神隠しでも起こったのかと一瞬不安になってしまった。


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とりあえず駅の中のガルパンまみれの案内所で大洗の地図を貰った。案内所のおばちゃんが、私に一瞥くれただけでずっと無言だったのは少し怖かった。ハートフルではない洗礼を受けてしまったものだなあとしょんぼりした気分になる。

 

駅前の大通りである。誰もいない、何の店もない。
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めんたいパークで朝食を食べ、帰りは那珂湊から帰ろうということ以外何も決めず、めんたいパークと那珂湊駅の場所以外何も調べずに来てしまったのだが、ここまで駅前に何も無いとは思わず少し不安な気分になった。しかし今回は市街地は駅と少し離れた場所にあるパターンだと信じて、とりあえずめんたいパークに向かった。

 

めんたいパークまでの道も何も無い。オタクっぽい人が遠くに一人だけ見えるがそれ以外は誰もいない。
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後で分かったが、オタクが集うイベント会場や物販会場はめんたいパークと少し違う方向にあったらしい。それで誰もいなかったのかと納得した。

 

 

何の変哲もないお店もガルパンのポスターやのぼりを立てて応援していた。ガルパン、愛されている。
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これはガルパンと微塵も関係ないバス停の「エコス前」。
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エコスの前だから「エコス前」。田舎のバス停のネーミングはたまに面白いから好き。

 

 

なんかいい感じの八百屋
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これも後から分かったが、この八百屋の前の道が聖地巡礼としてのメインストリートらしい。

 

 

ジリジリ太陽の光が刺してくるコンクリートロードをひたすらあるいて海沿いまで出ると、松が植わった涼しくていい感じの遊歩道が…
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と、和んでいたら第1~4のオタク村人発見である。

全身真っ黒の男二人組、時折恐怖を感じるレベルの奇声を上げる男二人組、日本語がうまくしゃべれない三人組、きれい目女子の二人組だ。みんなガルパンの袋を持っていた。お土産だろうか。とりあえず奇声を発している男達が大変怖すぎたので、距離をとった。

 

オタク達の流れに乗って松ロードを少し歩くとめんたいパークに到着した。オタク達は一部は役所方面へ、一部はその先へと歩いていった。
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めんたいにぎり、デカい。
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おばちゃん達がその場で握った出来立てで、とても美味しかった。

  

~次につづく~

 

 

ガルパン全然知らないのに大洗に行った1

「大洗」という場所の知名度は、世間一般的にそこまで高くない気がする。

私も「北海道行きのさんふらわあが出港するところ」というフェリー好きだからこそ知っていた場所だった。

 

しかしここ数年、キモオタク達がこぞって毎週末大洗につめかけている。ツイッターのキモオタククラスタを覗くと、毎週誰かしらが大洗近辺に泊まりで繰り出し、美味しそうなものを食べ楽しそうに過ごしている。

何故そんなことになっているのかというと、数年前に「ガールズ&パンツァー(略称…ガルパン)」という女子高生が戦車に乗って戦う「戦車道」の大ヒットアニメが放映された。その舞台が大洗であり、アニメの中で大洗の町並みがかなり精巧に描かれているが故に、キモオタクは「聖地巡礼」の一貫として大洗に訪れ始めたのがこの大洗ブームの始まりのようなのだ。大洗の人々のハートフルさとアニメの登場人物の美少女達も口にしている食べ物の美味しさを堪能しつつ、この道を戦車で走っただとか、この建物が破壊されたとかを楽しめる町、大洗。キモオタクは大洗の魅力に惹かれ、今週も大洗に訪れる…。

 

 

さて、私は日頃からキモオタクがこんなにも訪れまくる大洗はどんなところなのかと気になっていた。ガルパンを一ミリも知らない私でも分かるなにかスゴい魅力があるにちがいない。しかし調べてみても、大洗には観光地が展望台と水族館と海水浴場と神社ぐらいしかない。いや、それだけあれば十分なのかもしれないが、都内からだと往復計一万円ぐらいかけて行く場所としては私にとってもう一押し何かが足りない…気がする。

海水浴しに行くならいいかもしれない。でも私は海水浴しない。

大洗で一番激推しされている観光地は水族館らしい。でも私は旅先で動物園や水族館に行くのは邪道だと思っている。

展望台…そこからしか見えない景色もあるなもしれないが、「展望台」自体は結構どこにでもある。

神社…私に知識がないのもあって、伊勢神宮とか熱田神宮レベルじゃないと吉幾三というまで気分を高められない。

 

私が普段旅行する時は、いわゆる「町並み保存地区」の制覇・それ以外の古い町並みの散策と、とりあえず全国の人が知っている観光名所に一回は訪れること等々に重きを置いているので、古い町並みがなさそうな大洗に行く気がなかなか起きなかった。が、今回文鎮のように重い尻を上げて大洗に日帰りで行ってきたので感想をつらつらと述べようと思う。

 

 

~次に続く~

 

キッチンクレソン【南武線南多摩駅】

私は小汚ない定食屋が好きだ。

昭和の時代からやっていて、昼から酒も呑めて、煙草も吸える、そんな年季の入った店が好きだ。 

外で昼御飯を食べるときは、決まって「駅名+定食」で検索し、店内のレビューを見て一番老舗っぽい店を選びそこへ向かう。

 

先日も南多摩駅で昼過ぎに用事があり、一度も降り立ったことがない駅だったのでいそいそと昼食処を検索した。

何件かヒットしたので、レビューを見つつ隣同士の立地の洋食屋と中華料理屋の二つに絞る。どちらの店も昔からあるお店のようで、昼御飯前の空っぽの胃袋でどちらかをチョイスするのは大変難しい。

お店の前まで行き、フィーリングで選ぶことにした。

 

駅から歩くこと約5分、川崎街道に面するその三角形の区画には、和風居抜きのインド料理屋と中華料理屋と洋食屋が固まっていた。グローバルである。

中華料理屋と洋食屋の前を反復横とびしながら店構えを舐めるように観察する。どちらからもおいそうなオーラが垂れ流されている。悩ましい。悩ましすぎる。

私は悩んだ末、外からでは店の中の様子が全く予測不可能であり、その扉にかかった小さめのホワイトボードに震えた老人の文字で「日替わりランチ500円 ごはん・味噌汁・お新香付」と記してあった洋食屋をチョイスした。

 

 

仲が好い同行者と怪しげな店に入るとき、私は大抵特攻隊長を押し付けられる。入店する直前まで店長や雰囲気をそこまで気にしないので、レビューではほぼそれらを確認せず流し読みする。いざ入店するぞと扉に手をかけようとする段になって初めて緊張の波がどっとおしよせ冷や汗がビュッ!と噴出するのだが後戻りはできない。そんな体験を何回もしてもなお店長や雰囲気をあまりリサーチしないので、深層心理では癖になってしまっているのかもしれない。

 

ドアを開けると薄暗い。よく晴れた日に訪れたので、目が慣れるのに一瞬時間がかかった。すえた臭いが鼻につく。母校の近所にあった今は無きラーメン屋の端に座っていた、大将の家族の老婆を思い出した。

 

店内は想像より狭く、10席ちょっとしか無かった。

店の左半分は壁際にまるでスナックのようにこぢんまりとしたソファーとテーブルが配置してあり、もう右半分はL字のカウンター席に、バーによくある背もたれがとても低い丸椅子が並んでいた。ソファーにもカウンターにも、少し黒ずみかけた、毛玉だらけの花柄のキルト生地でできた、椅子にぴったりのカバーがかけてあった。

ドアのガラスのほとんどの部分には装飾用の黄色いフィルムが貼ってあり、外からの光はデザインでフィルムを貼らずに開けてある二本のライン分からしか入らない。橙色がかったいくつかの控えめな電灯が、その店内を照らす大きな役割を担っていた。

 

その薄暗い店内は、まるで色褪せた昔のフィルム映画の中に入り込んでしまったかのような錯覚を私に抱かせた。

 

 

私はお一人様で入店したのですぐにカウンター席に座る。

カウンターの中には汚れ一つ無い真っ白なシェフ帽とコック服を纏った少し腰が曲がった主人がおり、私が着席すると無言ながらもすぐに水とお手拭きを出してくれた。

私は店内のホワイトボードに「ハンバーグステーキ」と震えた字で書いてあるのを確認した。おそらくそれが日替わりメニューだと考察しつつ「日替わりランチでお願いします」とシェフに告げ、店内を見回した。

先客は作業着を着た男性とスーツを着たリーマンだけで、店のBGMはお昼のNHKニュースだ。

カウンターには震えた字で書かれた手書きメニューと三角に折られた紙ナプキン、レトロな灰皿とこれまたレトロな箸袋に入った割り箸が並んでいた。箸袋には植物を模したマークがライン上に並んだイラストの上に「食後にコーヒーはいかが」という謳い文句がレトロな文字で書かれており、初めて見る袋だったので持って帰ろうか少し悩んだ。

メニューはステーキやカニクリームコロッケといった洋食の王道メニューで、全てにスープとライスがついているがほぼ全てが1,000円未満だった。安い、安すぎる。この老人シェフは普段年金で暮らしており、儲け度外視の趣味でクレソンを営んでいるのではなかろうか、なんて心配になってしまった。

 

ペチペチとハンバーグを叩く音が聞こえ、ジュッという音共に肉が焼ける良い香りがしてきた。

いつの間にか「すえた臭い」は気にならなくなっていた。

 

 

先客二名に日替わりランチらしきものが出されてしばらくした後、私の前にもほぼ無言でご飯と味噌汁、おつけもの、メインのプレートが提供された。

味噌汁はお揚げとワカメのシンプルなもの。だしの素がきいていた。美味しい。

おつけものは大根とキュウリの浅漬けで、キュウリはこれでもかというほど浅く漬かっており、ほぼ生のキュウリそのものだ。でも薄味で美味しい。

メインのプレートはスライスされたキュウリが三枚扇状に乗せられたキャベツサラダと、手作り感溢れる薄めのハンバーグにデミグラスソースがたっぷりとかかっていた。ハンバーグは大変ジューシーで、デミグラスソースをつけてもそのままでも大変美味しい。柔らかすぎず硬すぎず、シェフの素晴らしいペチコネ加減がきいている。食べているうちにデミグラスソースと肉汁がサラダの方に流れていき、キャベツと絡み合う。これもまた美味しい。

わたしはボキャブラリーが貧困なので「美味しい。」としか表現することができなくて大変申し訳ないのだが、どの品も大変美味しく、店の古い映画のような雰囲気もまたその美味しさを高める要素の一つになっていた。

 

プレートに残ったソースもご飯に絡めて完食し、一息ついてから会計する。

明朗会計、500円。最初、店の外のホワイトボードを見たときは安すぎるのでてっきり税抜きかと思いきや、500円ポッキリだった。原価だけでも500円を越えそうだ。しかも、12時代で飲食店の来客はピークであるはずなのにも関わらず、客は私含めて3人。経営が心配になってしまう。先程も述べたが、シェフは年金を貰っている年だろうし、既にこのレストランは「老後の趣味」の領域なのだろうか。

どちらにしても、10年後にはきっともうなくなってしまっている食堂の一つだろう。

 

南多摩駅に用は無くともこのお店にはまた来よう、そう思えた素敵なキッチンだった。

 

 

 

キッチンクレソン
東京都稲城市大丸512-12
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132703/13080044/